2021年1月29日に楽天モバイルから新料金プランが発表されました。
今回は、新しく発表されたRakuten UN-LIMIT Ⅵ(ラクテン アンリミット シックス)の詳細と変更点をまとめました。
本記事では、上記の詳細について解説していきます。
なお結論を先にお伝えしておくと、楽天モバイルは、楽天回線エリアに住んでいる方にとっては、1年間の無料期間は言うまでもなく、無料期間が過ぎても非常に魅力的な料金プランになりました。先着300万人のキャンペーンが終わらないうちにMNPによる乗り換え、もしくはサブ回線として、新規端末とのセット購入をすることをおすすめします。
新料金プランRakuten UN-LIMIT Ⅵ
料金プランは段階制
こちらが新料金プランの料金体系です。
月間データ利用料 | 月額プラン料金(税込) | |
1GBまで | 1回線目0円 |
2回線目以降は
〜3GBは1,078円 |
1GB〜3GB | 1,078円 | |
3GB〜20GB | 2,178円 | |
20GB超過後 | 3,278円 |
2,980円データ無制限という部分は変更ありません。
変更点は、20GBまでのデータ利用で料金が3段階になり計4段階なったことです。
- あまり使わないユーザー向けには、1GBまでの利用に抑えると0円。
- 低容量ユーザー向けには、3GB以下のデータ利用に抑えると1,078円(税込)。
- 中容量ユーザー向けには、20GB以下のデータ利用に抑えると2,178円(税込)。
段階制の料金というのは、プランは1つだけで、データ利用料に応じて、自動的に料金が決定される、というものです。
Rakuten UN-LIMIT Ⅵは引き続き料金プランは1つです。
目玉は1GB以下の利用で0円
今回の変更の目玉はなんといっても、1GB以下のユーザーは、スマホ料金が0円となったことです。
過去に0SIMというnuroモバイルの料金プランがありましたが廃止となりましたので、現在は0円で維持できる通信会社はありません。
Rakuten UN-LIMIT Ⅵは月間データ利用1GB以下の超ライトユーザーには非常にメリットのある料金プランとなりました。
0円は驚きの価格です。しかもデータ利用は0円でも、Rakuten Linkでの通話やSNSは無制限です。電話しか利用しないという方であれば、電話かけ放題なうえにスマホ代が0円になりますね。
なお、注意点として、1回線目のみ1GB以下0円が適用になります。
複数回線持っている場合は、2回線目で1GB以下の利用でも、月額1,078円(税込)(3GB以下の料金)となりますので、ご注意ください。
3GB〜20GBの低容量〜中容量でも最安
今回の新料金体系で、楽天モバイルは3GB〜20GBの低容量〜中容量でも最安通信会社となりました。
しかも圧倒的に安価となりました。
プラン名 | Rakuten UN-LIMIT | くりこしプラン | ahamo | povo | LINEMO |
---|---|---|---|---|---|
企業名 | 楽天モバイル | UQモバイル | ドコモ | au | ソフトバンク |
〜3GB | 1,078円 | 1,628円 くりこしプランS | 3,278円 | 2,728円 | 2,728円 |
〜15GB | 2,178円 | 2,728円 くりこしプランM | 3,278円 | 2,728円 | 2,728円 |
〜20GB | 2,178円 | 3,828円 くりこしプランL | 3,278円 | 2,728円 | 2,728円 |
〜25GB | 3,278円 | 3,828円 くりこしプランL | – 低速最大1Mbps | – 低速最大1Mbps | – 低速最大1Mbps |
音声通話 | Rakuten Link利用で0円 | 60分無料550円 10分かけ放題770円 かけ放題1,870円 | 5分かけ放題 | 5分かけ放題550円 or かけ放題1,650円 | 5分かけ放題550円 or かけ放題1,650円 |
くりこし | 不可 | 可能 | 不可 | 不可 | 不可 |
公式サイト | 楽天モバイル | UQモバイル | ahamo | povo | LINEMO |
表の中で赤字で強調している部分が最安値になります。
楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT Ⅵが全てのデータ容量の価格で最低価格で提供しているのが分かります。
これまでahamoなどのドコモ、au、ソフトバンクのオンライン専用料金プランが開始されると、楽天モバイルから無料期間が終了したタイミングで大量の解約者が出るのではないかと、懸念されていました。
しかし、ahamo、povo、LINEMOと比較しても料金プランのサービス内容では圧倒的に楽天モバイルがお得になりました。
パートナー回線で3GB以下なら1,078円(税込)なので、MVNOに比べてもかなり安いですね。ただし、3GB~5GBは2,178円になってしまうので、注意しましょう。5GB以上になると、1Mbpsの速度制限がかかりますが、ギガは消費されます。
パートナー回線の場合、高速モードオフ(低速モード)でもデータ容量(ギガ)をカウントに注意
ここは注意が必要ですが、パートナー回線に高速モードをオフにして消費した場合でも、2021年4月1日からは、データ容量(ギガ数)をカウントします
これまで楽天モバイルはデータ高速モードをオフにするとパートナーエリアで月5GBを消費することなく使えした。
しかし新プランRakuten UN-LILMIT Ⅵが始まる2021年4月1日からデータ高速モードをオフにしてもデータを消費するようになります。
楽天回線エリアの人には関係ありませんが、パートナー回線エリアの人には大きな変更なので注意してください。
段階制のギガ消費は自分自身でデータ利用料を確認する必要がある
段階制の料金プランの特徴として、定額プランのようにデータ容量がきたら、それ以上使えないのではなく、高い料金が適用されるようになる、ということがあります。
ですので、1GBや3GB、20GBにデータ利用を抑えようとすれば、自分でデータ利用量をしっかり把握しておく必要があります。
Rakuten UN-LIMIT Ⅵは4月1日から適用
Rakuten UN-LIMIT Ⅵのサービス開始は2021年4月1日になります。
2021年3月31日まではRakuten UN-LIMIT Vの料金体系2,980円となりますが、2021年4月1日以降は月間のデータ利用料に合わせて料金が決定されます。
もちろん、先着300万人の基本料金1年間無料キャンペーンはRakuten UN-LIMIT Ⅵが開始されても、適用されます。無料期間が終了したあとは、Rakuten UN-LIMIT Ⅵの料金で実際に支払いが開始されます。
Rakuten UN-LIMIT Vから自動的にアップグレード
2021年3月31日以前にRakuten UN-LIMIT Vで契約しているユーザーは、何もしなくても4月1日にRakuten UN-LIMIT Ⅵに移行されます。楽天モバイル風に言うとアップグレードされます。
Rakuten UN-LIMIT新旧プラン比較
my楽天モバイル内のデザイン・仕様変更
2021年4月1日(木)より新プランが始まります。
それに伴って、my楽天モバイルのアプリデザインや仕様が変更となります。
具体的な変更箇所が発表されたので、ご紹介します。
変更前は、
- 国内と海外データ通信量が別の画面で表示されていました。
- パートナー回線データ残量のみ表示されていました。
- 楽天回線・パートナー回線にかかわらず、月データ通信利用量がグラフで反映されます。
・楽天回線エリアでのデータ利用量
・パートナー回線エリア(国内)のデータ利用量
・パートナー回線エリア(海外)のデータ利用量※データチャージは除く - データチャージを含む、パートナー回線(国内・海外)の高速データ通信残量が同一画面内に表示されます。下の棒グラフです。
月に使っているデータ通信量が見やすくなりました。
さらに詳細が知りたい場合は、【重要】Rakuten UN-LIMIT VI プラン開始に伴う、my 楽天モバイル内のデザイン・仕様変更のお知らせをご確認ください。
気になる1年無料キャンペーンはどうなる?
300万人先着キャンペーンは、およそ想定どおりの時期に終了ですね。時期は決まっているので、申し込みをする人は忘れないようにしましょう。
楽天モバイルの最もお得なキャンペーンである1年無料キャンペーンは、引き続き適用されます。
楽天モバイルの新プラン発表時に三木谷社長の発言でありましたが、現在の申し込み数は220万人に到達しています。
これまでの申し込みペースは1ヶ月でおよそ20万人ペースですので、2021年4月〜5月3月〜4月あたりに300万人に達すると予測しています。2021年3月に申し込みが300万人に到達し、1年無料キャンペーンの終了は、2021年4月7日に決定しました。
ただ、今回のプラン発表により、楽天モバイルのお得度合いが大きく上昇したので、新規申し込みのスピードが加速すると思われます。
300万人キャンペーン中に新規申し込みできるかが重要
楽天モバイルの新プランは、MVNOやキャリアのオンライン専用プランと比較しても、十分にに魅力的なプランです。
しかし、やはり300万人先着の1年間無料キャンペーンが最もお得です。
3,278円×12ヶ月=39,336円(税込)
300万人先着のキャンペーンが適用されるかどうかで、4万円近くの支出を抑えられます。
ですので、楽天モバイルに申し込みを考えているのであれば、1年間無料キャンペーン中に新規申し込みをしましょう。
新たなメリットまとめ
0円で電話かけ放題
楽天モバイルはプランを段階制の料金体系にすることによって、1年間無料のキャンペーンが終了することで始まる解約や他社への乗り換えを防止しようと、0円でも維持できるようにしています。
そして、Rakuten Linkはこれまでどおりアプリを使った電話やSMSは0円なので、1GB以下で使うなら、0円で電話し放題という新たなメリットができました。
例えば、スマホを持っていなくて、ガラケーでネットをせずに電話だけ利用するような使い方をされている方でも、新しいスマホ(Rakuten Mini、Rakuten Hand、AQUOS sense 3liteなど非常に安価で購入できるスマホ)を購入して、楽天モバイルで契約することにより、月々1000円くらいの支出が0円になります。
他にも、マンションに光回線などの固定回線がついていて、外出先でもあまりインターネットを利用されない方は、1GBに抑える限りは0円で利用できることになります。
関連記事
楽天モバイルの使用感を正直にレビューしました。
0円以下で購入できるRakuten Miniでテザリングをすることでモバイルルーターとして使うと便利です。
データ無制限と言われていますが、実質的には10GBで最大3Mbpsの速度制限にかかります。
楽天回線かパートナー回線なのかスマホで確認する方法についてはこちら
楽天モバイルのメリットは楽天回線エリアであればデータ容量が無制限で、テザリングによる制限がかかっていないことです。つまりモバイルルーターにすることによって、家族や同居人も楽天モバイルでインターネットを利用できるようになります。
Rakuten WiFi Pocketであれば実質0円(本体1円)で購入することができます。
最新のキャンペーンや過去のキャンペーンが知りたい方はこちらの記事をどうぞ
あなたの住んでいるエリアが楽天回線エリアかどうかがわかります。
Source:楽天モバイル プレスカンファレンス