こんにちは、楽マニおじさん(@raku_mani) です。
2021年1月22日からはじまった楽天モバイルの新キャンペーンによって、楽天モバイルのオリジナルスマホである「Rakuten Mini」が本体価格1円(ポイント還元ではなく本当に支払いが1円)で買えるようになっています。
実は、このキャンペーン過去にも一度実施されていて、非常に人気のあるキャンペーンでした。過去のキャンペーンはこちらです。
そして、再び「1円キャンペーン」が帰ってきました。
本記事では、Rakuten Miniと楽天モバイルをどう使うか、という視点で筆者なりに考える最適解をお伝えしたいと思います。また最後に使用し2ヶ月の使用感レビューをお伝えします。
なお、今回のお話は「楽天モバイル回線エリア内」であることが前提になります。
それでは、いってみましょう。
※最後にRakuten Miniの在庫情報を記載しています。
Rakuten Miniとは
Rakuten Miniの特徴その1|世界最小、最軽量のモバイルFelica搭載のスマホ
まずは、楽天モバイルのオリジナルスマホであるRakuten Miniについておさらいしましょう。
Rakuten Miniは世界最小、最軽量のモバイルFelica搭載のスマホです。(※ちなみに2019年7月楽天モバイル調べ。「最小」は体積による比較、だそうです。)
とにかく小さくて、軽い、スマホです。
サイズの寸法・重さは、高さ約10.6cm、約幅5.3cm、重さ79gです。
女性でも余裕で片手操作できるサイズ感です。小さなバッグにもすっと収まります。逆に大きなカバンに入れると小さい&軽すぎて見つからないのではと不安になるくらいです(笑)。
Rakuteni MIniの特徴その2|おサイフケータイ・eSIM
そして大きな特徴として、Felica搭載なので、おサイフケータイに対応できる、という点です。
正直このポイントは、格安スマホの中では非常に嬉しいポイントです。
おサイフケータイ対応ということは、suica(スイカ)をはじめとする交通系電子マネー、nanacoなどのコンビニ系電子マネー、クレジットカードと紐づけて使える後払い式電子マネーであるiD、クイックペイなども全て使用することができます。
また、PayPay、auPayなどのQRコード決済系アプリももちろん使えます。(ただしLINE PayはLINEアカウントが紐づく2台持ちの場合は、同じアカウントを使用できません。)
今まで、iPhoneや大きなディスプレイのスマホをカバンから取り出す必要がありました。そして、カバンから取り出すのが面倒なので、ズボンのポケットに入れていたりしましたよね?そしてズボンのポケットに入ってるのが邪魔だな、と感じたことも多いはずです。
Rakuten Miniのサイズ感だとかなり軽減される優秀な決済端末となってくれます。
めちゃくちゃ余談ですが、iPhone4,5あたりはワイシャツの胸ポケットにすっぽり収まるサイズ感でした。あれば持ち歩きはラクだったなーと思います。
また、楽天モバイルオリジナルスマホは、全てeSIMを搭載しています。なので、物理SIMカードの差し替えが不要なので、SIMカードが送られてくるのを待ったり、入れ替えを行って無くしてしまう心配がありません。
ただし、物理的なSIMスロットがなくeSIMしか対応していないので、eSIM対応の通信会社でしか使うことができません。
Rakuten Miniを楽天モバイルでのみ利用するつもりであれば、問題ありません。
Rakuteni MIniの特徴その3|テザリング可能
次に大きな特徴として重要なポイントが、テザリングが8台まで可能という点です。
大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)では基本的にテザリングは有料です。 選ぶプランよっては無料でテザリングができるところもあるのですが、それ以外のプランでは月額税込550円から1,100円まで料金がかかります。
楽天モバイルでは、テザリングは無料で、Rakuten MIni自体もテザリングが可能な端末になっています。
スペック詳細(重要なところは太字)
基本スペック | メーカー | 楽天モバイル株式会社 |
製品名 | Rakuten Mini | |
色 | ナイトブラック / クールホワイト / クリムゾンレッド | |
サイズ | 約106.2 x 約53.4 x 約8.6 (mm) | |
重量 | 約79g | |
ディスプレイ サイズ / 種類 | 約3.6インチ / TFT | |
解像度 | HD / 1,280 × 720 | |
CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 439 / オクタコア 2GHz + 1.45GHz | |
OS | Android™ 9 Pie | |
内蔵メモリ(RAM / ROM) | 3GB (RAM) / 32GB (ROM) | |
外部メモリ | 非対応 | |
バッテリー容量 | 約1,250mAh(かなり少なめ) | |
ワイヤレス充電 | 非対応 | |
連続待受時間 | LTE | 約160時間 |
3G | 約220時間 | |
GSM | 非対応 | |
連続通話時間 | LTE | 約5.4時間 |
3G | 約7時間 | |
GSM | 非対応 | |
通信速度※1 *通信速度は、ベストエフォート方式による理論値であり、実際の通信速度は通信環境やネットワークの混雑状況によって変化します。 | LTE 受信時 | 150Mbps *通信速度は、ベストエフォート方式による理論値であり、実際の通信速度は通信環境やネットワークの混雑状況によって変化します。 |
LTE 送信時 | 50Mbps | |
SIM | eSIM | |
ワンセグ / フルセグ | 非対応 / 非対応 | |
おサイフケータイ | 対応 | |
NFC | 対応 | |
防滴 / 防塵 | 対応 (IPX2 / IP5X) | |
耐衝撃 | 非対応 | |
生体認証(指紋 / 顔) | 非対応 / 対応 | |
VoLTE(Rakuten, docomo, au, SoftBank) | 対応 / 非対応 / 非対応 / 非対応 docomo、au、SoftBankの音声通話には対応していません。 | |
急速充電 | 非対応 | |
付属品 | ACアダプター / USB Type-Cケーブル / 3.5mmイヤホン変換アダプター / ユーザーガイド(保証書) | |
通信 | 4×4 MIMO | 非対応 |
256 QAM | 非対応 | |
Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n/ac | |
テザリング | 8台 | |
Bluetooth® | ver 5.0 | |
赤外線通信 | 非対応 | |
カメラ | メインカメラ(外側) | |
解像度 | 約1,600万画素 | |
オプティカルズーム(写真 / 動画) ※最大 | 非対応 | |
デジタルズーム(写真 / 動画) ※最大 | 約4倍 / 4倍 | |
手振れ補正(写真 / 動画) | 非対応 / 非対応 | |
オートフォーカス | 対応 | |
F値 | f/2 | |
ISO(最大) | 6400 | |
HDR | 非対応 | |
LEDフラッシュ | 対応 | |
AIカメラ | 非対応 | |
フロントカメラ(内側) | ||
解像度 | 約500万画素 | |
オプティカルズーム(写真 / 動画) ※最大 | 非対応 | |
デジタルズーム(写真 / 動画) ※最大 | 約4倍 / 4倍 | |
手振れ補正(写真 / 動画) | 非対応 / 非対応 | |
オートフォーカス | 非対応 | |
F値 | f/2.2 | |
ISO(最大) | 2000 | |
HDR | 非対応 | |
LEDフラッシュ | 非対応 | |
AIカメラ | 非対応 | |
その他 | ハイレゾ・オーディオ | 非対応 |
緊急速報機能 | 対応 | |
イヤホンマイクジャック | 非対応 | |
USB | USB Type-C / USB 2.0 | |
GPS | 対応 | |
動画コーデック | H.263 / H.264 / H.265 / MPEG-4 Video / VP8 / VP9 / Xvid / | |
対応周波数:3種の異なる仕様の製品があります。 | ||
該当のIMEI番号を確認 | ||
IMEI番号の確認方法:[設定]→[端末情報]→[IMEI] | ||
(1)製造番号(IMEI)351676110356708以前の製品(販売終了) | ||
FDD-LTE | Band 1 (2.1GHz) / Band 3 (1.8GHz) / Band 18 (800MHz) / Band 19 (800MHz) / Band 26 (800MHz) / Band 28 (700MHz APT) | |
TD-LTE | Band 41 (2.5GHz) | |
WCDMA | Band I (2.1GHz) / Band VI (800MHz) / Band XIX (800MHz) | |
GSM | 非対応 | |
(2)製造番号(IMEI)351676110356716~351676110680487の製品(販売終了)、製造番号(IMEI)351676114000013~351676114151956の製品(交換対応用) | ||
FDD-LTE | Band 1 (2.1GHz) / Band 3 (1.8GHz) / Band 5 (800MHz) / Band 18 (800MHz) / Band 19 (800MHz) / Band 26 (800MHz) / Band 28 (700MHz APT) | |
TD-LTE | Band 38 (2.6GHz) / Band 41 (2.5GHz) | |
WCDMA | Band I (2.1GHz) / Band V (800MHz) / Band VI (800MHz) / Band XIX (800MHz) | |
GSM | 非対応 | |
(3)製造番号(IMEI)351676110682491〜351676113417929の製品(販売中)←基本この製品 | ||
FDD-LTE | Band 3 (1.8GHz) / Band 4 (1.7GHz) / Band 5 (800MHz) / Band 18 (800MHz) / Band 19 (800MHz) / Band 26 (800MHz) / Band 28 (700MHz APT) | |
TD-LTE | Band 38 (2.6GHz) / Band 41 (2.5GHz) | |
WCDMA | Band IV (1.7GHz) / Band V (800MHz) / Band VI (800MHz) / Band XIX (800MHz) | |
GSM | 非対応 |
詳細書きましたが、特に気になるものがあれば確認しても良いですが、基本的に逐一確認は不要です。
Rakuten Miniのデメリットとしては、
- バッテリー容量がしょぼい
- 外部メモリさせない
- 仕様変更でBand1掴めなくなった→他のキャリアで使用できない可能性あり
というものが挙げられます。
楽天モバイルのキャンペーンでRakuten Miniが1円
楽天モバイルのキャンペーンは非常にころころ変わります。
それだけキャンペーンの数が多いのでしょう。
今回の、Rakuten Mini本体1円キャンペーンの詳細はこちらです。
おサイフケータイ&モバイルルーター化が最適解
さてRakuten Miniをどう判断するか、ですがメイン端末としては全くおすすめできません。
- バッテリー容量が小さい約(1,250mAh)→最近のスマホの3分の1から4分の1の容量
- ROMも32GBで少ない→アプリのダウンロードとかに向いていない、写真・動画保存できない
- CPUスペックなど基本的な性能がよくない
- カメラ性能もよくない
というものが主な理由です。
1、2週間とか、短い期間であれば、なんとか我慢できるかもしれませんが、基本的に長く使っていける端末ではありません。
ですので、使うとすれば完全にサブ端末です。
逆にサブ端末で使うとなると、Felica搭載でテザリングが可能という特徴が非常に活きてきます。
つまり、おすすめの使い方としては、
- メイン端末(乗り換え)ではなくて、新規で申し込んでサブ端末として利用
- 出かけるときは、パッと出せるおサイフケータイ端末として利用
- 家にいるときは、楽天モバイルの容量無制限を活かして、家の中のデバイスとテザリングしてモバイルルーターとして利用
この使い方をすれば、新規申し込みだと1年間は基本料0円でモバイルルーターを契約できるのと変わりません。
しかもデータ容量が無制限という割と良い条件です。(モバイルルーターはデータ容量に制限がかかることが多いです。)
テザリングは最大8台まで
先ほど、スペック詳細で見たように、テザリングは8台まで可能です。
基本的に8台接続可能であれば、全く問題ないでしょう。
家の中のデバイスを全て繋げても8台も行かない方が多いのではないでしょうか。(ちなみに筆者の家は10台以上繋ぎたいデバイスがあるので取捨選択が必要です・・・)
また、楽天モバイルは他のキャリアと違って、テザリングは無料で制限を公式では設けていません。
基本的に使い放題と思っていただいて大丈夫です。(※楽天回線エリア内)
Rakuten Miniからのテザリングでも20〜30Mbpsの通信速度が出ているので、Amazon PrimeやNetflixなども視聴することが可能です。
非公式だが1日10GBで速度制限がかかります
かなりマイナーな情報になってしまいますが、1点だけ注意が必要です。
実は、楽天モバイルが公式には発表していませんが、1日のデータ使用が10GBを越えると速度制限がかかる、という事実があります。
実際に筆者も速度制限がかかるか試しに検証してみました。そして、実際に速度制限にかかりました。
速度制限にかかると最大3Mbpsという通信速度になります。この速度だとHDの綺麗な画質ではなくて、いわゆる標準画質での視聴になりますが、視聴自体は問題なく行えました。
ちなみに、速度制限は24時でリセットされます。
10GB使い切るのは非常に稀
なお、速度制限がかかる10GBのデータ容量を消費しようとすると、長時間Amazon PrimeやNetflixで動画視聴しないと消費できません。(もしくは大容量のデータをダウンロードするとか)
筆者も検証のときは、6〜7時間ほど動画を垂れ流しにして、やっと消費できるほどでした。
しかも、速度制限にかかっても最大3Mbpsの通信速度が出るのであれば、めちゃくちゃ困る、ということもないでしょう。
Rakuten Miniを購入して2ヶ月のレビュー
外観・大きさ
箱はシンプルです。開封します。
一度開封してから撮り直したので、 もしかしたら入っている位置が微妙に違うかもしれませんが、だいたいでご覧ください。
Rakuten Miniをスケールで測ってみましたが、78gでした。
筆者が持っている一番小さいスマホと比べてみましたが、iPhone4よりも一回り小さいですね。iPhoneがバキバキすぎて申し訳ありません。
初期設定・操作性
初期設定はWiFi環境を用意して、楽天モバイルが公開しているRakuten Mini初期設定方法を参考に設定しました。
設定自体は15分〜20分程度だったかと思います。
一緒に設定ガイドがついてくるので、そちらも参考にしてください。
デフォルトの設定は、縦スクロールになっています。
アプリを配置する数が限られているので、たくさんのアプリをダウンロードするのには向いていません。
ただ、複数のアプリを一つの場所にまとめることはできるので、パッと触った感じは使いづらさを感じるほどではありません。
右サイドの下が電源ボタン、上が音量操作ボタンです。
背面にFelicaのマークがあるので、決済の時はこの面を当てます。
カメラ性能
Xiomi Redmi 9SとRakuten Miniで同じ風景を撮影しました。
ぱっと見の印象はそこまで変わらないようにも見えるかもしれませんが、Rakuten Miniは光によって本がぼやけてしまっている印象を受けます。
バッテリー
かなり電池の減りが早いです。
そもそもバッテリー容量が1250mAhとかなり少ないので仕方ないですね。(ちなみにiPhone 12のバッテリー容量は2,815mAh)
電波状況、速度
回線の速度は問題ありません。
chromeのブラウザですが、遅いと感じることはありません。
最低でも20Mbpsは常時出てるので快適です。
マンションの1階を歩いていたらすごく早くてびっくりしました。
高さや基地局の位置でも速度はかなり変わると思われます。
テザリングの速度
テザリングは3種類の方法があります。
- Bluetoothによるテザリング
- WiFiアクセスポイントによるテザリング
- USBによるテザリング
筆者は、WiFiアクセスポイントによるテザリングで普段テザリングを行なっています。
設定→ネットワークとインターネット→アクセスポイントとテザリング→WiFiアクセスポイントをON
でできます。
テザリング時の速度は、
- Rakuten Miniからmacbook Proにテザリングしたスピード:15〜30Mbps
- Rakuten MiniからXiaomi Redmi Note9Sにテザリングしたスピード:15Mbps〜40Mbps
平均をとると、上記という感じでした。
本体であるRakuten Miniよりも早くなることはありませんでしたが、ほぼ同等のスピードが出ていたように感じます。
いくつか、Speedtest、速度テストのキャプチャを貼っておきます。
なお計測地は名古屋市となります。
まとめ
以上、まとめると、
- Rakuten Miniはサブ端末として1円で購入
- 家ではモバイルルーターとして利用
- 外ではスマホ決済端末として利用
がおすすめの利用方法です。
楽天モバイルの基本料1年無料キャンペーンは2021年4月7日までで、終了しました。
現在は、3カ月無料キャンペーンが実施中です。
楽天モバイルの特徴として、すでに多くの赤字を流しながら、ユーザーを増やしていってるので、キャンペーンが徐々に魅力的でなくなる可能性は少なからずありそうです。
ですので、できるだけ早く申し込みをしておくのが良いでしょう。
ぜひこの機会に家のインターネットを楽天モバイルにして、固定回線・モバイルルーター代を浮かせましょう。
2回線目でも新規申し込みすれば1円で購入可能
ちなみに、今回のキャンペーンでは、すでにRakuten UN-LIMITを契約している型でも、追加で申し込みをすればRakuten Miniを1円で購入できます。
ただし、基本料はかかってしまうので、ご注意ください。
2021年3月18日現在|Rakuten Miniは在庫ぎれ
残念なことに、Rakuten Miniは現在在庫ぎれの状況です。
入荷予定の情報も楽天モバイル公式サイトでは特にありません。
2021年5月18日現在|Rakuten Miniは在庫切れ(入荷予定なし)
残念ながら、2021年5月18日現在では、Rakuten Miniは在庫切れをしており、入荷予定もありません。
ごくごくたまに復活することもありますが、返品等何かしらのイレギュラーの可能性が高く、正式に入荷して販売再開はありません。
Rakuten Mini以外でサブ機に向いている端末は?
Rakuten Miniは1円で購入できるので、非常にお得ですが、いかんせんスペックが低いので用途が限定されてしまいます。
最初にいくらか出費しても良いのであれば、最終的にポイント還元で0円以下で購入できるRakuten Handがおすすめです。
人気が集中しており、販売中止と再開を何度か繰り返していますが、現在は再開しているようでうす。
こちらの記事では、楽天モバイルで販売されている22種類の端末について、在庫情報を更新しています。
楽天モバイル関連記事
筆者は実際に楽天モバイルを半年以上利用しているので、その使用感をレビューしています。↓
【2021年最新!正直レビュー】楽天モバイルを半年使ってみた感想|メリット・デメリット
Rakuten Miniをモバイルルーターにするのではなく、本物のモバイルルーターが欲しい場合は、Rakuten WiFi Pocketをおすすめします。こちらも1円での購入が可能です。↓
「お買いものパンダ」デザインのモバイルルーター「Rakuten WiFi Pocket」。定価9,980円がキャンペーンで1円で購入可能
楽天モバイルのキャンペーンは非常に多いので、内容をこちらの記事でまとめています。↓