先日(2021年4月1日〜4月16日)開催されていたOCNモバイルONEの記念セールで購入した1円端末のOPPO Reno Aが届いたので、セットアップを行いました。
今回は、筆者と同じように初めてOPPO製の端末を購入した方や、端末のセットアップにあまり慣れていない方向けに「OPPO Reno Aが届いたら最初にすること」を解説していきます。
OPPO Reno Aについて
OPPOとは
OPPO(オッポ)は、2018年に日本に上陸した中華系のSIMフリースマホです。
ちなみにOPPOは中国でも破竹の勢いらしく、中国内でのシェアがファーウェイを抜いて1位になっています。
ちなみに日本法人はオウガ・ジャパン社という社名です。
OSはAndroidをベースにした「ColorOS(カラーオーエス)」
OPPOが提供するスマホには、Androidをベースにした「ColorOS(カラーオーエス)」と呼ばれるOSが搭載されています。
独自のOSではあるものの、Androidがベースなので、それほど操作性は違いがありませんが、いくつかの特徴があります。
OPPO Reno Aには、Android9をベースにしたColorOS6が搭載されていて、Android10へのアップグレードはされない予定となっています。
なお、現在の最新のAndroid OSバージョンはAndroid 11(2020年9月正式リリース)なので、OSバージョンだけでみると、2世代前のバージョンとなっています。
ColorOSの特徴
総じて、便利機能が付加されているのですが、「なんだこの機能?」と思うこともあります。
OPPO Reno Aのスペック
OPPO Reno A(OCNモバイルONEで購入)のスペックの概要ですが、
- 2019年10月発売とやや古め(現在2021年5月)
- OSはColorOS 6(Android 9ベース)
- CPUはSnapdragon 710とミドルローレンジ
- ディスプレイは6.4型フルHD+(1080×2340ピクセル)の有機EL
- 幅75.4mm、高さ158.4mm、厚み7.8mm、重量169.5g
- 内蔵メモリはROM64GB(楽天モバイルのみ128GB)、RAM6GB
- バッテリーは3600 mAhと中程度
- おサイフケータイ/FeliCa対応
- 耐水・防水IPX7
- デュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)に対応
というスペックで、2021年現在だとスペック自体はそこまで高くない、という感じですが、おサイフケータイや防水機能、有機ELディスプレイと、とりわけ普段使いとしては、とてもバランスが良いスマホで2019年〜2020年にとても人気のあった機種です。
2021年現在でも、普段使いであれば、まだまだメイン端末として利用できそうな端末です。
後継機としては、OPPO Reno3 Aが2020年6月に発売されています。(OPPO Reno2 Aはありません。)
製品名 | OPPO Reno A 64GB SIMフリー |
OPPO Reno A 128GB 楽天モバイル |
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基本仕様
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発売日 | 2019年10月18日 | 2019年10月1日 |
OS種類 | ColorOS 6(Android 9ベース) | ColorOS 6(Android 9ベース) | |
CPU | Snapdragon 710 SDM710 | Snapdragon 710 SDM710 | |
CPUコア数 | オクタコア | オクタコア | |
内蔵メモリ(ROM) | 64GB | 128GB | |
内蔵メモリ(RAM) | 6GB | 6GB | |
充電器・充電ケーブル | USB Type-C | USB Type-C | |
外部メモリタイプ | microSDXCメモリーカード | microSDXCメモリーカード | |
外部メモリ最大容量 | 256GB | 256GB | |
バッテリー容量 | 3600mAh | 3600mAh | |
画面性能
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画面サイズ | 6.4インチ | 6.4インチ |
画面解像度 | 2340×1080 | 2340×1080 | |
パネル種類 | 有機EL | 有機EL | |
カメラ
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背面カメラ画素数 | 1600万画素 200万画素 |
1600万画素 200万画素 |
前面カメラ画素数 | 2500万画素 | 2500万画素 | |
手ブレ補正 | |||
4K撮影対応 | ○ | ○ | |
スローモーション撮影 | |||
撮影用フラッシュ | ○ | ○ | |
複数レンズ | ○ | ○ | |
サイズ・重量
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幅 | 75.4mm | 75.4mm |
高さ | 158.4mm | 158.4mm | |
厚み | 7.8mm | 7.8mm | |
重量 | 169.5g | 169.5g | |
カラー | カラー | ブラック ブルー |
ブラック ブルー |
機能
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おサイフケータイ/FeliCa | おサイフケータイ | おサイフケータイ |
認証機能 | 指紋/顔認証 | 指紋/顔認証 | |
耐水・防水 | IPX7 | IPX7 | |
イヤホンジャック | ○ | ○ | |
ハイレゾ | ○ | ○ | |
ワイヤレス充電 | |||
GPS | ○ | ○ | |
センサー | 加速度センサー ジャイロセンサー 磁気センサー 光センサー 近接センサー |
加速度センサー ジャイロセンサー 磁気センサー 光センサー 近接センサー |
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ネットワーク
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5G | ||
4G・LTE | ○ | ○ | |
無線LAN規格 | IEEE802.11 a/b/g/n/ac | IEEE802.11 a/b/g/n/ac | |
テザリング対応 | ○ | ○ | |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 5.0 | |
NFC | ○ | ○ | |
赤外線通信機能 | |||
SIMカード
|
デュアルSIM | ○ | ○ |
デュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS) | |||
デュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV) | ○ | ○ | |
SIM情報 | nano-SIM | nano-SIM |
SIMカードを差し込んでAPN設定
さて、それでは初期設定を進めていきましょう。
まずはSIMカードを差し込んでAPNを設定をしていきます。
基本的にOCNモバイルONEでの初期設定で進めていきますが、基本的には他のMVNOでも同様です。
OPPO Reno AのSIMカードスロットは左側にあるので、SIMピンやゼムクリップなどでスロットを開けて、SIMを挿入しましょう。
トレイはデュアルスロットになっているので、SIMは2つ挿し込むことができます。
今回はSIMスロット1に挿入しました。スロット2はSDカードも挿入可能なので、デバイスの保存容量を増やしたい場合は、SDカードを使うこともできます。
OCNモバイルONEのAPN設定の場合は、下記のポイントに注意してください。
- APN:lte.ocn.ne.jpを選ぶ(ちなみに新規で作成しなくても、初期の選択画面にありました。)
- APN:lte-d.ocn.ne.jpを選ばない(※新コース以外はこちら)
基本的に2019年11月以降の契約は新コースなので、「lte.ocn.ne.jp」を選びましょう。
DSDV(デュアルSIM、デュアルVoLTE)の設定方法
OPPO Reno Aは、DSDVに対応しています。
そのため、2枚のSIMカードを同時に挿入して、音声着信を待ち受けしたり、音声通話とインターネット使用のデフォルトSIMを別々に設定することもできます。(1枚のみの場合はこの設定は不要です。)
「設定」→「デュアルSIM&モバイルネットワーク」→「デフォルトのカード設定」→「ダイヤル」「インターネット」からそれぞれデフォルトのSIMを選択します。
なお、「SIM1・SIM2・常に確認する」を選ぶことができます。
セキュリティの設定
OPPO Reno Aは画面ロック解除は、パスコード以外に「ディプレイ指紋認証」と「顔認証」に対応しています。
パスコード入力よりも、指紋認証や顔認証の方が簡単で速いので、設定することをお勧めします。
指紋認証設定
「設定」→「指紋認識、顔認識、およびパスワード」から「指紋」をそれぞれ登録します。
「指紋」を選ぶと「パスワード」が要求されるので、入力します。
「指紋を追加」を選択して、ディスプレイ上のセンサーに指を何度も押し付けてください。
筆者は、左手・親指と人差し指、右手・親指と人差し指の合計4つの指紋を登録しました。親指はスマホを持っている時、人差し指は置いているときに使っています。
顔認証設定
「設定」→「指紋認識、顔認識、およびパスワード」から「顔」をそれぞれ登録します。
「顔」を選ぶと「パスワード」が要求されるので、入力します。
顔の登録は1種類のみです。
ロック解除の方法として、2パターン選ぶことができます。
- 画面がオンの時に上にスワイプしてロック解除
- 顔認識で直接ロック解除
好きな方で構いませんが、個人的には顔認識で直接ロック解除の方が手間が少ないので好みです。
ディスプレイ指紋認証と顔認証を組み合わせて使用することも可能
顔認証と指紋認証を組み合わせることも可能です。
ですが、なくても問題ないかと思います。
画面のスリープ設定
自動画面オフ時間の変更
画面のスリープ設定は、「設定」→「「ディスプレイと輝度」→「自動画面オフ」で設定することができます。
画面のスリープ設定を変更することによって、ロックがかかる時間を短くしたり、長くすることができます。
私はスマホとPCで調べ物をしたりして、画面を開きっぱなしにすることも多いので、比較的長めに設定することが多いです。今回は2分で設定しました。
画面オフクロックを有効に
画面オフ状態では、通常時計は見ることはできません。
しかし、OPPO Reno Aでは、画面オフ状態で時計を表示することができます。
ただし、バッテリー消費が早くなるため、バッテリーレベルが10%未満で充電器に接続されていない場合は、表示されなくなります。
また、画面オフ状態で時計を表示する時間帯を選ぶこともできます。
筆者は、腕時計をする習慣があまりないので、スマホで時間を確認することも多く、わざわざ電源ボタンを押して時計を確認する必要がないので重宝しています。
バッテリー消費が増えるとはいえ、そこまで消費が激しくなるわけではありません。
ダブルタップして画面をオン
顔認証を設定した時に、ぜひ使いたい機能が「ダブルタップして画面をオン」です。
ディスプレイをダブルタップすることによって、電源ボタンを使うことなく、画面をオンにすることができます。
スマホを持ち上げた時に画面をオンにすることもできますが、意図せぬ画面ロック解除が多いので、ダブルタップで画面をオン→顔認証でロック解除、が使いやすいです。
ホーム画面のレイアウト
Color OS6では、ホーム画面のレイアウトは2種類から選ぶことができます。
ホーム画面のレイアウト変更は、「設定」→「待受画面&ロック画面マガジン」→「待受画面モード」で変更可能です。
ドロワーモードは従来のAndroidに慣れている方におすすめです。
標準モードは、iOSに慣れている方におすすめです。
ドロワーモード
ドロワーモードは、待受画面では全てのアプリが表示されません。
全てのアプリを確認するためには、メイン画面で上にスワイプしてアプリドロワー画面に入ります。
また、ドロワー画面から重要なアプリはメイン画面(待受画面)に移すことができます。
ドロワーモードは、アプリインストール数が多くなる場合におすすめです。ドロワー画面でアプリを検索して利用することができるので、おく場所をを覚えておく必要もありません。
標準モード
標準モードは、iOSのようにインストールしたアプリが全てホーム画面に表示されます。
iPhoneに慣れている方であれば、標準モードが使いやすいでしょう。
また、アプリのインストール数が少ない方も、標準モードが比較的使いやすいでしょう。
筆者は慣れているドロワーモードを使っていますが、標準モードも結構使いやすくて好きです。
キーボードの変更
OPPO Reno Aのデフォルトキーボードは「Simiji for OPPO」が採用されています。
使い勝手は、Gboardが良いのとなんとなくセキュリティも安心…、なのでGboardに切り替えます。
「設定」→「その他の設定」→「キーボードおよび入力方式」で変更できます。
- デフォルトキーボードをGboardへ変更
- Gboard設定で日本語は「12キー」、英字入力は「QWERTY」を使用
筆者はキーボードは上記の設定をしています。
フリック入力に慣れている場合は、英字入力はQWERTYをオフにすればフリックで入力できるようになります。
バッテリーの残量を表示させる
バッテリー表示に残量(○○%)と表示させることができます。
「設定」→「バッテリー」→「ステータスバーにバッテリー残量(%)を表示する」を選択します。
ひと目で残量がわかる方が、充電のタイミングなどが分かって使いやすいですね。
ナビゲーションキーの設定
ナビゲーションキーの設定をされていない方も多いと思いますが、スマホの使い勝手に直結するので、自分の好みの設定にしておくことを強く推奨します。
特にiPhoneを使ってきた方には、Androidのデフォルトの操作は、最初のうちはやりにくいと感じてしまうこともあるかと思います。
ジェスチャー
「設定」→「便利ツール(便利機能)」→「ジェスチャーとモーション」を選択します。
4種類のジェスチャーとモーションの設定ができます。
- 画面がオフのときのジェスチャ→「ダブルタップして画面をオン」が便利です
- スマート通話→「スピーカーに切り替えて通話に出る」「携帯電話を裏返して着信音を消す」が便利です
- 持ち上げて画面オン→便利な機能ですが、顔認証との相性が悪いと感じるのでオフにしています
- 3本の指でスクリーンショット→ONにしています
次に、「設定」→「便利ツール(便利機能)」→「ナビゲーションボタン」を選択します。
iPhoneライクな操作性にしたい場合は、「両側からのスワイプジェスチャ」「スワイプアップジェスチャ」を設定して、バーチャルキーを非表示にすれば、操作性が近くなります。
3本指スクリーンショット
OPPO Reno Aのスクリーンショットは、
電源ボタン+音量下げるボタン
となります。
これに追加して、3本指でディスプレイを上から下になぞるジェスチャーでスクリーンショットを取れるように設定できます。
Xiaomi Redmi 9Sも同じような操作性なので、設定しておくと便利ですし、割と慣れてきます。
スマートサイドバーの設定
OPPOのOSであるColorOSには、「スマートサイドバー」と呼ばれる、アプリのショートカット機能があります。
よく使うアプリを登録しておいてサイドバーで呼び出せるようにしておくと便利です。
筆者は意外と電卓を利用することが多いので、電卓をおいてみました。
スマートサイドバーは長押しで動かせるので、好きな場所に移動しましょう。
夜間シールド(ブルーライトカット)
夜間シールド(ブルーライトカットモード)を設定することができます。
「設定」→「ディスプレイと輝度」→「夜間シールド」を選択します。
決まった時間に夜間シールドが設定されるか、今すぐ有効にするかを選ぶことができます。
また、画面色温度の調整が可能です。
低輝度フリッカーフリーアイケア機能搭載
「設定」→「ディスプレイと輝度」→
これもブルーライトカットに近い機能ですが、オンにすると、画面の輝度レベルが低い場合(画面が明るくない状態)にちらつきによる目の疲れを軽減してくれる機能です。
「オンにすると画面のノイズがわずかに増大します」と記載がありますが、スマホでも長時間画面をみることも多いと思いますので、初期設定ではオンにして、ノイズが気になるならOFFにする、で問題ないです。
※OPPO A5 2020には非搭載
スマートドライビング機能
よく運転をする人は、スマートドライビング機能を設定しておくと安心です。
「設定」→「スマートサービス」→「スマートドライビング」で設定できます。
車に乗った時にBluetoothがすぐに繋がったり、電話に出ると自動的にスピーカーに切り替えてくれたり、着信を拒否して自動的にSMS返信をしてくれたりします。
QRコードの読み取り方法
OPPO独自のQRコードリーダーが搭載されていないので、GoogleレンズやQRコードアプリをインストールしておくと良いでしょう。
Googleレンズは便利なAIカメラで、QRコードの読み取り以外にも、たくさんの使い方があります。
- 被写体を検索して検索結果出してくれる
- 写真からもじを抽出してくれる
- 衣類や家具、電化製品などを認識して、類似商品を検索してくれる
- 書籍やCDの情報を表示してくれる
- 名刺から、連絡先の電話番号や住所を保存することができる
- チラシや広告などに書かれている期日をGoogleカレンダーに追加することができる
使用制限(デジタルウェルビーイング&ペアレンタルコントロール)
スマホの利用時間を制限したい場合は、デジタルウェルビーイング機能が使えます。
また、スマホを子供や高齢な両親などに利用させる場合は、使用制限をかけることをおすすめします。
「設定」→「デジタルウェルビーイング&ペアレンタルコントロール」から設定可能です。
フォーカスモードでは、集中の妨げになるアプリを選択して、一時的に通知を非表示にすることができます。
普段すぐに気になってしまう、LINEやツイッター、インスタグラム、メッセンジャーなどの通知を非表示にしてみるのもありです。
通話の自動録音機能
「設定」→「システムアプリ」→「電話」→「通話の録音」で設定することができます。
会社の固定電話では自動で録音されることも多いですが、スマホでもできるのは便利です。
お客さんとの電話や、カスタマーセンターとの電話など、後から聞きたい内容の電話を録音するのは便利そうです。
IMEI番号を確認して保証期限を調べておく
最後に念のため、端末のIMEI番号を確認しておきましょう。
「設定」→「端末情報」→「端末の状態」でIMEI 1を確認しておきます。
保証サービスを受けるときに番号として必要になる可能性があります。
また、別の方法として、電話アプリを開いて「*#06#」と入力することで、表示させることもできます。
まとめ
以上、「OPPO Reno Aを購入したら、最初にすること」を解説してきました。
改めてまとめると、以下になります。
※BIGLOBEモバイルは販売終了
IIJmioは初期費用の3,300円が1円のキャンペーン中です。
OCNモバイルはセール中で、1円で購入可能&初月のデータ通信量は無料なので、最もリーズナブルに購入できます。(筆者もOPPO Reno AはOCNモバイルONEで購入しました。)
OPPOの新端末OPPO Reno5 AやOPPO A54 5Gが発売されたこともあり、格安SIM各社の販売価格が下がっている印象を受けるので、「1円端末が欲しい!」という方は狙ってみてもいいかもしれません。
「コスパの良い端末が良い!」という方は新発売のOPPO Reno5 Aの購入がおすすめです。