こんにちは、楽マニおじさん(@raku_mani) です。
筆者は楽天証券で積立NISAを2018年から運用しています。
今回は、2020年の振り返りとして、2018年〜2020年までの資産運用成績を公開します。
例えば、2018年積立NISA実績は、2020年で現在評価額がどれくらいになっているかという実績です。
積立NISA以外では、米国株式のいわゆるグロース銘柄に主に投資をしていますが、今回は積立NISAについて公開します。
なお、現在評価額は本記事を執筆中の2020年12月29日時点を基準に記載しています。
2018年積立NISA実績(2020年の現在評価益)
まず、筆者が積立を行なっている銘柄をご紹介します。
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))→楽天VT(再投資型)
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式))→楽天VTI(再投資型)
楽天積立NISAで積立を行なっているのは、楽天VTI・楽天VTと呼ばれているファンドです。
楽天VTIとは、バンガード社が運用するインデックスファンドVTIを買い付ける投資信託です。
本家VTIよりも手数料(信託報酬)が高い、というデメリットがありますが、日本円で購入できるというメリットがあります。
VTは全世界株式のインデックス、VTIは全米株式のインデックスのことです。
楽天VT(世界株) | 楽天VTI(米株) | 合計 | |
購入額 | ¥35,600 | ¥122,800 | ¥158,400 |
現在価格 | ¥42,588 | ¥158,338 | ¥200,926 |
評価損益 | ¥6,988 | ¥35,538 | ¥42,526 |
評価損益率 | 19.6% | 28.9% | 26.8% |
2018年は途中から積立を開始したこともあり、上限額の40万円を積み立てることができなかったのが、悔やまれます。
積立の仕方としては、毎日積立で楽天VTIを800円、楽天VTを400円ずつ積立をしていました。
生計を圧迫しないよう余裕資金で始めたため、最初の頃は、比較的少額でした。数ヶ月経過して、楽天VTIを800円から1200円に増額しました。
土日は取引ができないので、買い付けができるのは、月に20回ほどです。
2年半ほどの運用で、楽天VT(全世界インデックス)はおよそ20%の評価益を、楽天VTI(全米インデックス)は29%の評価益を出してくれています。
楽天VTIの方が運用成績が良いですね。
2019年積立NISA実績(2020年の現在評価益)
楽天VT(世界株) | 楽天VTI(米株) | 合計 | |
購入額 | ¥43,000 | ¥193,000 | ¥236,000 |
現在価格 | ¥52,520 | ¥243,709 | ¥296,229 |
評価損益 | ¥9,520 | ¥50,709 | ¥60,229 |
評価損益率 | 22.1% | 26.3% | 25.5% |
2019年も毎日の積立設定をしていました。
楽天VTの積立額はそのままで、楽天VTIは毎日1000円の積立に変更。
これに加えて、月ごとの積立も後半から始めました。
結局、積立NISAの上限額がまた余ってしまった本当に勿体無かったです。
上限額をめいっぱい使えるよう積立NISAの設定は、毎年12月に見直すようにしましょう。
運用成績は、楽天VTは22%、楽天VTIは26%となりました。
ここでも、楽天VTIの運用の方が勝っています。2020年は楽天VTIに絞って積み立てることにしました。
2020年積立NISA実績(2020年の現在評価益)
eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500) | 楽天VTI(米株) | 合計 | |
購入額 | ¥1,000 | ¥399,000 | ¥400,000 |
現在価格 | ¥1,048 | ¥469,782 | ¥470,830 |
評価損益 | ¥48 | ¥70,782 | ¥70,830 |
評価損益率 | 4.8% | 17.7% | 17.7% |
2020年はコロナによる大暴落とその後の大暴騰がありました。
大暴落のときも、いつもどおり積立をしていました。
また、上限額が余りそうだったので11月、12月を使って、なんとか上限額の40万円まで購入できました。
ちなみにeMAXIS Slim米国株式は500円の端数が出てしまったので、購入したものです。特に意味はありません。
ズボラすぎる筆者も、2021年の積立設定は、きっちり上限額で積立ができるように設定しなおしました。
運用実績は、楽天VTIが17.7%でした。
今年は、いろいろありましたが、株式市場が盛り上がって暴騰しましたね。
個別銘柄での投資では、運よくさらに高い運用成績を残せました(今回は省略)が、利確すると税金がかかって来てしまうため、利確のタイミングが悩ましいです。
逆に積立NISAは税控除メリットがあるので、期間内に利確すれば税金がかかりません。
そのメリットを考えると、現状とても満足いく結果になっています。
大暴落の中でも、慌てなくてすむのが個人的には嬉しいです。
まとめ(積立NISA全体)
2018年から2020年の積立NISAをまとめると下のとおりです。
楽天VT(世界株) | 楽天VTI(米株) | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 合計 | |
購入額 | ¥78,600 | ¥714,800 | ¥1,000 | ¥794,400 |
現在価格 | ¥95,108 | ¥871,829 | ¥1,048 | ¥967,985 |
評価損益 | ¥16,508 | ¥157,029 | ¥48 | ¥173,585 |
評価損益率 | 21.0% | 22.0% | 4.8% | 21.9% |
2018年から2020年は、上限まで買い付けができていないミスがあるものの、順調に評価益を増やすことができています。
アメリカ経済が依然強く成長している証拠ですね。
ただ、コロナショックのような暴落相場がいつ訪れるか分かりませんので、全く油断はできません。今の株式市場の高騰がいつまで続くかも短期的には全く分かりませんし。
ただし積立NISAの運用方針は、暴落が起きても、20年、30年の長期スパンでみると価格が上がっていくという仮説のもと投資をしています。
なので、一時的な暴落があったとしても、売却は考えていません。
2021年についても、同じく楽天VTI(全米株式インデックス)を積立NISA上限の40万円で積み立てて行きたいと考えています。
積立NISAは楽天証券を利用
さいごに、積立NISAをどこの証券会社で運用しているかを改めてご紹介します。
筆者は、楽天証券のNISA口座で運用しています。
理由としては、以下の3つです。
- すでに証券口座を持っていたこと
- ネット証券なので、Webやアプリでの注文が完結できること
- 楽天カードによる買い付けができること
NISA口座はネット証券がおすすめ
NISA口座はネット証券がおすすめです。
ネット証券だと、自分自身で銘柄を納得いくまで調べて購入できるからです。
実は、筆者は最近、銀行で資産運用相談をしたらNISA口座を作らされ、銀行員の言われるがままの銘柄を購入した人の相談を受けたことがあります。
結局その人は、購入した銘柄がコロナショックで下落してしまい、その後の上昇もないまま解約をしたと聞きました。(そのおすすめされた銘柄はREIT系だと聞きましたが、具体的な銘柄は聞いていません。)
ネット証券にする一番のメリットは、誰かに銘柄を勧められることがない、ことだと思っています。
一見すると、銀行のような資産運用のプロに勧められる銘柄を購入したほうが儲かるのではないか、と思いますよね。
しかし、実際は、銀行員も会社の売上を伸ばさないといけない営業マンです。
営業マンとして、銀行にとって売上になりやすい(例えば手数料が高い)銘柄を勧めてくるのが当然でしょう。
とある大手の信託銀行に勤めていた筆者の友人も、「高齢のお客さんに必要のない商品まで売っていた」、「まるで騙している気がして、嫌になって転職した」と話していました。
クレジットカードで積立NISAの積立ができるのは楽天カードだけ
積立NISA口座を楽天証券で開設する最も大きな理由が、「楽天カードによる買い付け(積立)ができる」ことです。
楽天カードで買い付けを行うことによって、買い付けた金額の1%が楽天ポイントとして還元されます。
これは、非常に大きなメリットです。
なぜなら、資産運用という視点で考えると、買った時点で1%の利回りが確定しているからです。
10万円買うと1,000円
100万円買うと1万円
1000万円買うと10万円
どうでしょう?たかが1%と思うかもしれませんが、これから20年、30年積み立てていくことを考えると、1%が最終的に大きな金額になってくることが分かると思います。
楽天ポイントで積立購入できる
楽天証券では、たまった楽天ポイントを利用して積立NISAの銘柄を購入することができます。
筆者は、
- 楽天カードで楽天ポイントを貯める
- 貯まった楽天ポイントで積立NISAを購入
という流れで投資をしていました。
(ただし期間限定ポイントでは購入できません)
積立NISAを楽天証券で始めるには
楽天証券で積立NISA口座を作って、積立をしていくには、以下の手順で進めてい来ましょう。
楽天銀行では、楽天証券口座と連携(マネーブリッジ)することで、優遇金利やハッピープログラムによる楽天ポイント付与、入出金が手軽になる様々なメリットがあります。
楽天証券口座を開設したタイミングで楽天銀行口座も開設しておき、口座を連携させておくことをおすすめします。
SBI証券も使いやすくて評判
筆者は楽天証券で積立NISAを購入していますが、証券口座という点だと、SBI証券は持っていて損はありません。
SBI証券は、国内IPOの取り扱いが他のネット証券と比べると多いのと、為替取引(特にドル)の手数料が安いのが特徴です。
住信SBIネット銀行とセットで使うと非常に便利なので、ネット証券を利用するときは開設することをおすすめします。
以上、2018年から2020年までの積立NISA運用実績の公開でした。