こんにちは。実は、先日、筆者の母親にスマホをプレゼントしようと思い、格安SIMを全力で調べ上げました。もし同じような境遇にいる方の役に少しでも立てれば思ったので記事にしてみました。
先日のとある親子の会話・・・
お友達や家族とLINEで連絡を簡単に取りたいから、新しいスマホが欲しいんやけど・・・あんた買ってくれへん・・・?(筆者の実家は関西)
え、そうなん?(そうか、母親はまだガラケーを使っていて、やりとりはほとんどが電話だな・・・。LINEで連絡とれると便利だし、通話料も気にしないでいいからスマホを持っておいてもらった方が楽だし、安心だな。)
どんなスマホが欲しいん?docomoの携帯持ってなかったっけ?
iPhoneとか高級なスマホじゃなくてええから、画面が大きくて使いやすかったら、なんでもええんよ。docomoの携帯あるから、番号はそのままがいいんやけど、スマホにすると携帯代が高くなるっていうから、携帯代が安いところがええなあ・・・今流行ってる格安SIMとかにしてみようかな・・・
わかった。ほな、ちょっと探してみるわ!
と、こんな感じで母親から、
- 新しいスマホを買う
- 携帯代も安くする
という重要なミッションを拝命しました。
このように、親にスマホをプレゼントする、子供にスマホをプレゼントする時に、おすすめの格安SIMを知りたい人は多いのではないでしょうか。
しかし、格安SIMサービスを提供している会社ってすごい数あるし、スマホだって様々な種類があるので、あんまり多くの時間や手間をかけたくないですよね。また、グーグルなどで調べるにも、どのような検索キーワードで調べれば良いのかなど、分からないことも多いです。
そこで、今回は、格安SIM・格安スマホのおすすめを知りたいと思ったら、どう調べれば良いかをまとめてみました。
というわけで、
- 携帯ショップなどの実店舗に行く手間をかけない
- できるだけ効率的に情報を得る
- お得な情報を見逃さない
という観点で調べて見たので、是非参考にしてみてください。
格安SIMの選び方
まずは判断軸を決める
格安SIMは多くの企業がサービスを提供しているので、多種多様です。
自分が何を重視するのかをあらかじめ決めておきましょう。
筆者の場合は、
以上の軸で格安SIMを比較して、判断しました。
ポイント1 実店舗ではなく、オンライン(ネット)で契約する
まず、格安SIMを契約するときは、できるだけ実店舗ではなくオンライン(ネット)で契約しましょう。
まず、思い浮かぶのは、ドコモショップやauショップなどのような実店舗に行って、話を実際に聞いてみるというのが、これまで一般的な携帯の契約の仕方でした。
しかし、結論からいうと、実店舗での契約はおすすめしません。
理由は、そもそも格安SIMは実店舗が非常に少なく、オンラインでの契約を基本としているためです。そのため、オンラインでの購入・契約でしか適用されないキャンペーンも多くあります。
これは、格安SIMがオペレーションを効率化し、テナント料金や人件費を抑えて、携帯代を安くしているので、当然なことです。
キャンペーンが適用されなかったり、近所にさっといけないのであれば、忙しい中で時間を作ってわざわざ実店舗を訪れるメリットは少ないですよね。
ポイント2 情報源は雑誌・比較サイト
雑誌で探す
筆者が地味におすすめしたい調べ方は、雑誌です。
紙媒体はネットに比べて、「オワコン」とか、「遅れてる」というイメージを持っている方も多いかもしれません。
確かに、その通りの部分も多くあります。
ですが、紙媒体、特に雑誌のコンテンツ力はまだまだ健在です。ネットの格安SIMに関連した記事を読んだ後に、格安SIMが特集されている雑誌を読むと、
- 情報の網羅性
- イラスト・文字の大きさによる情報の分かりやすさ
は圧倒的です。ネット記事の比ではありません。
しかし、デメリットもあります。
- 情報量が多く、読むのに時間がかかってしまう可能性がある
- 雑誌自体が有料でお金がかかる
あくまで、お金をかけずに、短時間で調査したい方には不向きかもしれません。
どうしてもお金をかけずに雑誌で調べたい方は、美容院や喫茶店などの雑誌コーナーで探してみましょう。
ちなみに、今回筆者が参考にしたこのような雑誌です。
一つだけ注意点をお伝えすると、格安SIMを取り巻くキャンペーンや料金プラン、通信速度は日々変化しているので、情報が最新のものになっているかを確認するようにしましょう。
ネットで探すときは、比較サイト・ランキングサイトを参考に
ほとんどの方が格安SIMを探すときは、ネットの検索で調べると思います。
検索のキーワードとして適切なのは、以下のようなワードです。
「格安SIM おすすめ」
「格安SIM 比較」
「格安SIM ランキング」
「格安SIm 安い」
まずは、どのようなウエブサイトがあるのか、一緒に見ていきましょう。
※google検索結果画面は日々アルゴリズムによって変動しています。また、個人にパーソナライズされるため同じ検索結果が出ない場合があります。
検索結果には、多くの比較サイト・ランキングサイトが並んでいます。
そして、多くのサイトでは、「料金」「通信速度」「つながりやすさ」「使用データ容量」「キャンペーン」などの基準で比較しているのが分かります。
比較すべき指標が分かりやすく整理されているので、とても参考になると思います。皆さんもぜひ検索上位のウェブサイトを参考にして見てください。
ネットで探すときの落とし穴・注意点
ここでも、一つだけ、大きな落とし穴・注意点をお伝えします。
これらのサイトは、ランキングや比較をすることで、格安SIM会社の広告を掲載している、という事実です。いわゆるアフィリエイト広告と業界では言われています。
アフィリエイト広告自体は、全く悪いものではありません。当サイトでも、アフィリエイト広告を掲載しています。
ですが、広告主と広告メディアという関係上、どうしてもランキングや比較結果は恣意的なものにならざるを得ません。高い広告費を出してくれる企業を上位に掲載したくなるのは、仕方がないことです。
これは、インスタグラムなどのSNSなどでも同様です。(ただしTwitterは比較的本音が載せられている印象です。)
ちなみにニーズに合わせて格安SIMを整理・分類している記事がわかりやすかったので、下記の記事はおすすめです。
【2020年最新版】スマホ代は安くなる?格安SIMのメリットとデメリット総まとめ!おすすめSIMもご紹介
個人的にランキングで気になったのは、Y!mobileが1位のサイトです。もちろん、通信速度に定評があり、キャリア並というメリットは大きいですが、他の格安SIMと比較して料金はかなり高めの設定なので、料金を重視する人にはニーズと合わず、ニーズ別であればまだ分かりますが、総合的に1位となっているのは、本当??と思ってしまいました。
おそらくこの辺りは、「大手キャリア(ソフトバンク)の格安SIM会社なので、広告費を高く設定されていることから、上位に掲載されているのでは…」と勝手に想像しておりました。(もちろんサイト独自のランキングなので、全く問題ではありません)
ネットで調べるときは、ランキングではなく、事実に注目する
では、どうすれば納得のできる買い物ができるか、というと、ランキング自体を見るのではなく、書かれている事実に注目することです。
もちろん、中には事実と異なる情報を載せているサイトもたくさんあります。(情報のアップデートができていないことがほとんどの要因です。)
ですが、基本的に上位のランキングサイト・比較サイトでは、事実調査を行い、情報のアップデートを常に心がけているので比較的安心です。
その中でも、筆者が比較的信頼をしているのが、価格.comです。
価格.comを運営している株式会社カカクコムは、東証一部上場のインターネット企業です。レストランの口コミサービスである食べログなども運営している会社で、信頼の置ける企業です。
一般ユーザーの口コミを確認する
サイトの中には、格安SIMを実際に利用しているユーザーの口コミを掲載しているサイトもいくつか存在します。Amazonでも購入時に口コミを確認すると思いますが、やはり実際に利用しているユーザーの声というのは、非常に大事です。
気になる格安SIMがいくつか絞られてきたら、「格安SIM会社+評判」でgoogleで検索してみたり、TwitterやInstagramでハッシュタグで検索してみると良いでしょう。
もちろん、Amazonと同様で、信頼できる口コミと信頼できない口コミがあるので、真偽のほどはしっかり吟味して検討しましょう。
ポイント3 特定のサイトからの登録で特典がつくことがある
もちろん価格.comもアフィリエイト広告を掲載しているサイトであることには、変わらないのですが、広告主側も価格.comにもっと広告を出してもらうために、特別な特典を用意することがあります。
こういった特定のサイトから申し込みをすることによって、もらえる特典をしっかり調べましょう。
下の写真のように、価格.com経由でLINE MOBILEに申し込んだ場合、公式特典とは別に、8,000ポイントプレゼントされる特典が付いてきます。
どのサイトから申し込んでも、提供されるサービスに違いはないので、最も特典が良くなるサイトから申し込みをすることをおすすめします。
グーグルの検索上位にあるからといって、サイト特典があるとは限らないので注意しましょう。
公式の特典+申し込みサイト独自の特典がお得なものを探せば良さそうです。
なお、価格.comが全ての商品について最もお得になるわけではないので、しっかり比較することをおすすめします。
格安スマホの選び方
格安SIMは、多いといっても格安SIM(MVNO)を提供している企業自体が限られているので、それほど迷うことなく決めることができました。
問題は、格安スマホの選び方です。
以下では格安スマホの選び方について、説明していきます。
前提知識
まず、前提知識としては、格安スマホを購入するときは、格安SIMとセットで購入した方がお得です。なぜなら、格安SIM会社が自社との契約をさせるために、本来の端末料金を負担して、販売しているからです。
安いところであれば、端末料金が1円となっているサイトもあります。
格安スマホは種類がかなり多い
スマホの種類って相当多くなっているので、正直どれが一番良いのか分かりにくいですよね。
筆者の大好きな価格.comをのぞいてみると、なんと795件もヒットしました。
選ぶ軸を決めて比較する
スマホのように種類が非常に多いものを購入するときは、必ずいくつかの軸で比較してみましょう。
今回、筆者が母親のスマホを選ぶ上で重視したのは、以下の5点です。
- 価格(できればセット価格で1万円以内)
- 画面の大きさ
- バッテリーの持ち時間
- 2019年以降の発売(であれば嬉しい)
- Felica・おサイフケータイ対応(あれば嬉しい)
やはり、母親のライフスタイルと自分の予算にあった中で最適なものを選ぶという観点で条件を定めました。
ちなみに「おサイフケータイ」「価格2万円まで」で条件を絞るとたったの2件に絞られてしまいました。。こんな場合は、条件を緩めつつ、探していきましょう。
価格.comでも取り扱いがない機種がある
実は、価格.comでも取り扱いがないスマホの機種は結構あります。
過去に当サイトでも紹介したUMIDIGI F1は、購入当時は日本に販売代理店がなく、Amazonで購入しました。
このように日本に販売代理店がない場合は、格安SIM会社では販売されず、格安SIMとのセットプランによる割引が受けられないため、初期投資を抑えようとすると、対象から外れてきてしまいます。
ただし、格安SIMは契約済で純粋に端末だけ欲しい、という場合は、格安SIM会社だけでなく、Amazonなどでも端末を調べると良いでしょう。
MNPについて
もちろん今回は、現在使っている番号をそのまま利用したいということもあり、ドコモからMNPによる転出を行います。
調査したところ、MNPは、
- 電話での手続き
- ネットでの手続き
があり、電話による手続きが比較的簡単のようです。
MNPにかかる費用は現状だと、転出時に3,000円程度の手数料を支払うことが多いです。その代わり、MNPの転入側では、キャンペーンによって3,000円もしくはそれ以上のキャッシュバックをしているケースが多かったです。
なお、近頃MNP転出手数料が無料になる会社が徐々に増えてきています。
総務省は、「携帯電話・PHSの番号ポータビリティの実施に関するガイドライン」の改正案を公開しました。12月8日まで意見を受け付け、2021年4月1日からの適用が予定されています。
主な改正点は、手数料を原則無料化(店舗や電話窓口は1000円以下)にすること、ネットからMNPの手続きをしやすくすること、ワンストップで手続きを済ませられるようにすること、乗り換えようとするユーザーを引き止める行為を禁止することになります。
上記を受けて、ソフトバンクはMNP転出手数料を無料化する方針を決めています。
MNP転出手数料を、来春をめどに完全撤廃総務省の有識者会議で無料化の方向性が示されたウェブ窓口(My SoftBank、My Y!mobile)だけでなく、店頭(ソフトバンクショップ/ワイモバイルショップなど)やコールセンターを含む全ての受け付け窓口におけるMNP転出手数料を、来春をめどに完全に撤廃します。さらに、これまで午前9時から午後8時までしか受け付けていなかったMy SoftBankとMy Y!mobileでのMNPを、24時間対応にします。これによりお客さまは携帯電話事業者を自由に選択して、スムーズに乗り換えることができるようになります。
ソフトバンクの通信料金低廉化などへの取り組みについて
まとめ
以上、格安SIM、格安スマホを徹底的に調査した件でした。
最後に、選び方・調べ方をまとめておきます。
ちなみに購入したのは、OCNモバイルONE購入端末はRedmi Note 9S 4GB/64GBになりました。
Redmi Note 9Sは、シャオミのミドルスペックと呼ばれている低価格スマホで、OCNモバイルONEでは、端末セットキャンペーンで非常に安価で販売されていました。